Kobe Japan Australia Society

神戸日豪協会は」1972年、故古澤峯子氏の提唱で、元兵庫県知事阪本勝氏のを会長として設立された民間団体です。 2000年にNPO法人として認定されました。オーストラリアと日本の相互理解を深め、両国の懸け橋となるべく活動しています。 オーストラリア人学生、日本人学生の留学支援や日本語教師アシスタントの派遣を行っています。

＜定期的な活動＞

■ワトルの会を開催

■会報ワラビーの発刊(オーストラリア国立図書館でも閲覧可能）

■日本語教師アシスタント（日本語補助教員）派遣プログラムの運営

■オーストラリア図書の貸出など

現在休止中の活動

■高校交換留学生派遣受入プログラムの運営

■高校生オーストラリア夏季研修の実施

■小学生のスタディー・ツアーの実施

＜不定期な活動＞

■神戸日豪協会と関係の深い方々の招聘

■合唱団などの受入と派遣

■兵庫県や神戸市の国際交流行事などの地域活動への参加

＜オーストラリア関係図書の発刊など＞

■『人間　阪本勝』（1975年8月）元兵庫県知事、神戸日豪協会初代会長　故阪本勝氏の追悼集

■『モンティ100年の青春　～人生は未来を秘めて～』定価1,200円　エセル・メイ・パンション女史が102歳の時に書かれた自叙伝。1888年のメルボルン万博やヴィクトリア女王の思い出など、オーストラリアの歴 史そのものを生きてこられた女性の歴史的な回顧録でもあります。この本は第905回全 国学校図書館協議会の選定図書に認定されました。

■『心の架け橋』 神戸日豪協会25周年記念誌、神戸日豪協会設立から現在に至るまでの活動記録

＜姉妹都市交流＞

■ブリスベン市・神戸市姉妹都市交流

■小学生の友好交流ツアー（神大付属小学校、市立太山寺小学校）

■姉妹都市・姉妹州県訪問ツアー

＜故 古澤 峯子 ～94歳時のスピーチより～＞

■人間の触れ合いを求めて

　もともと人間大好きの私がこうして長く生きておりますと、誰に対しても愛おしさが募ってきます。でも、もし私がオーストラリアと出会わなければ、世界中の誰とでもお互いに助け合って心を触れ合わせていきたいとこれほど強く願わなかったでしょう。

■オーストラリアに圧倒される

　昭和40年、55歳で西宮の学校を退職し、クイーンズランド大学で開かれた大学婦人協会世界大会に出席するべく、初めてオーストラリアを訪れました。ブリスベンの太陽はキラキラとして、空は青く、庭の芝生は緑。小鳥たちは人間のすぐそばで楽しそうでした。その自然の美しさ以上に私はオーストラリアの人たちの人柄のすばらしさに圧倒されました。明るい笑顔、目があえば、にっこりと「ハロー」。温かい人たちにふわっと包み込まれたような思いでした。会議の会場となったクイーンズランド大学でその翌年（昭和41年）から日本語学部が創設されると聞き、お手伝いさせていただくことにしました。

■思いやりの気持ち

タテの秩序社会で育った私は、オーストラリアの人たちのヨコの人間関係を本当に素敵に思います。男女の差、社会的地位の差、年齢の差、知っている人、知らない人に関係なく、お互い尊重しあい、いたわり、助け合っている姿。夫婦、親子、兄弟姉妹であっても、甘えのない一個の人格を持った人間同士の関係。一人一人の中身が非常に豊かで、他への配慮、つまり思いやりの気持ちが身についていると感じました。 日本人は、人間の素質としては素晴らしいと思います。頭もいい、技術も優れている。長い歴史の中で築きあげてきた文化遺産も素敵です。東洋思想も立派です。オーストラリアの人たちのあの人間性を日本人が身につけるならば、鬼に金棒だと思います。

■神戸日豪協会 発足

　昭和44年3 月、交流の場としての日豪協会を作りたいという願いを持ち帰国。昭和47年、幸せなことに、元兵庫県知事、当時の県立美術館長・阪本勝氏が会長になってやろうと仰ってくださり『神戸日豪協会』が発足しました。 神戸日豪協会は「オーストラリアの人たちの人柄に対する絶対の信頼」「日本の次の世代が世界の日本に育ってほしいという強い願い」「人間にとって大切なものは心であって物ではない、目先の計算からは何も生まれないということを若い人たちに分かってほしいという祈りにも似た思い」この三つを私どもの活動の柱としています。

古澤先生は昭和六十二年に日本人としては四人目、女性としては初めてオーストラリア政府からOAM勲章を贈られ、その後AM勲章も授与されました。

名誉会長：高橋 雅二(元駐豪日本国大使)

名誉会員：B.Miller(前駐日オーストラリア大使)

会長：太田 敏一(太田運送株式会社 代表取締役)

副会長：C.Lineburg(在大阪豪総領事館 主席商務官)

副会長：伊藤 紀美子(田嶋株式会社 取締役社長)

副会長：日下 徳一(元甲南高等学校教諭)

副会長：谷内 豊(元明石高等学校長

理事：川鍋 彰男(公財)孫中山記念会 常務理事兼事務局長)

理事：藤岡 滋(Tindall Riley(Britannia)Japan Ltd勤務)

理事：堀田 寛晶(FP Heroes株式会社 代表取締役)

理事：久野 靖洋(株式会社ジョエル　取締役)

理事：杉本 奈巳（2006年度派遣日本語補助教員）

監事：赤保 正文(NPO法人「人と自然の会」監事

監事：堀田 勝男(K&Mコーポレーション 代表)

顧問：大谷 雅矩(元シドニー大谷事務所　所長)

顧問：小川 雅啓(元カーティン大学日本語講師)

青年部代表：泉川 貴士(2007年派遣日本語補助教員)

副代表：大森 尚子(2013年派遣日本語補助教員)

副代表：濱中 貴道(2014年派遣日本語補助教員)

事務局長：伊藤 紀美子